【Scratch】数字のけたを求める
はじめに
こんにちは。たもりです。
この記事では、Scratch(スクラッチ)での数字のけたの計算を紹介します。
今回の記事で紹介する内容は、ゲームの一部で使われるような細かいテクニックです。しかし、このようなテクニックの組み合わせで、複雑なゲームが作られていきます。
プログラミング塾【カラクリ】では、スクラッチというプログラミング教材を小学生向けレッスンに取り入れています!スクラッチは、小学生でも簡単なゲームやストーリーが作れる教材。楽しくプログラミングを学べます。
ゴール
旗を押してスタートします。
数字を入力するとけたが計算され、変数けたが入力された数字の桁になります。
【プロジェクト】https://scratch.mit.edu/projects/994051288
アルゴリズム
アルゴリズムは問題を解決する手順のこと。今回必要なのは「入力された数字のけたを計算するアルゴリズム」ですね。
今回は、数字のけたを計算するための2つの方法を紹介します。
(1)0になるまで、10で割れた切り捨てた回数で計算する
ある数字の桁数は、10で割って切り捨てた回数で計算することができます。具体例を見てみましょう。
具体例
例:3525
3525 ÷ 10 = 352.5
切り捨て → 352 // 1回目
352 ÷ 10 = 35.2
切り捨て → 35 // 2回目
35 ÷ 10 = 3.5
切り捨て → 3 // 3回目
3 ÷ 10 = 0.3
切り捨て → 0 // 4回目
0になったので終了
0になるまでに4回計算ができたので、3525のけたは4です。
Scratchでのプログラミング
次にScratchでの実装を確認しましょう。
必要な変数
- けた(答えを入れる変数)
- 計算用変数(10で割って切り捨てる計算用の変数)
プログラム
- (けた)を0に初期化する
- (計算用変数)を入力された数字にする
- 以下を<(計算用変数)が0になるまで>繰り返す
- 計算用変数を<(計算用変数)÷10の切り下げ>にする
- (けた)を+1する
(2)対数(log)でけたを計算する
実は、高校生の数学で登場する対数(log)を使うことで、もっと簡単にけたを計算することができます。
仕組みは難しいので最後にご紹介しますが、対数を使うことで1行で桁を計算することができるようになります!
プログラミング塾カラクリでScratchを学ぼう
プログラミング塾【カラクリ】では、主に小学生向けにScratchレッスンを行っています。
一番は大切なのは子供たちの興味や好奇心。
オリジナルゲームを作成したり、タイピングゲームでパソコン操作の練習をしたり、子ども達は主体的に楽しく学んでいます。
ぜひ一度、カラクリに遊びに来てください。